運転免許を取得するには、自動車学校へ通わなければいけませんが、通常の自動車学校のように自宅から通学するタイプの他に、合宿して集中的に講習を受けるタイプがあります。この通学制と合宿制の大きな違いは、その取得期間にあると言えます。

通学制の場合は、一般的に2カ月から3カ月かかるのに対し、合宿制は2週間程度とかなり短縮されます。

では、この両者の講習にはどのような違いがあるのでしょう。免許取得までの流れとして、まずは自動車学校で運転や安全確認などの技能教習と、交通に関する知識を勉強する学科教習を受けます。その後、仮免許試験で合格すれば路上での教習に移り、そして卒業試験に受かれば、とりあえず自動車学校での教習が終わります。

卒業後、各県の運転免許センターで行われる運転免許試験に合格すれば、晴れて免許が交付され、手元に届くのです。通学制も合宿制も、この免許取得までの流れは同じです。さらに、どちらも1日に受けられる講習の数は道路交通法によって決まっています。

そう考えると、合宿だから早く免許が取れるということにはなりません。しかし、ほとんどの場合、合宿免許のほうが取得までの期間が短いのです。では、この違いはそれぞれの講習の違いにあるのでしょうか。

通常の講習との違い